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滋賀の農業

近江の茶

滋賀県は日本のお茶の発祥地とされ、西暦805年頃、伝教大師最澄が唐より持ち帰った茶の種子を比叡山麓の日吉大社あたりにまかれたのがはじまりとされています。

現在は、甲賀市を中心に「近江の茶」として煎茶、かぶせ茶を主流に生産されています。 湖国の風土が生み出した豊かな香り「近江の茶」をぜひお召し上がりください。

  • 近江のお茶・生産地
  • 商品紹介
  • すぐれた成分・健康性能
  • お茶の基礎知識
  • 生活に活用

近江のお茶・生産地

各市町村別茶栽培面積(平成17年度 滋賀農林水産統計年報より)

商品紹介

自然の温もりと、優しさに包まれ、びわ湖に育まれたおいしいお茶です。
滋賀県産茶葉を使用した「近江の茶」は、のどに心地よい甘味、まろやかなおいしさなど、滋賀で育まれた優しい味と香りをお届けします。

近江の茶のご購入はJAタウン「近江の味彩」へ。
ペットボトルのほか煎茶もご用意しています。

JAタウン

すぐれた成分・健康性能

すぐれた成分・健康性能

お茶にはさまざまな成分が含まれていますが、カテキンやカフェイン、テアニンのように水溶性といって、水分の中に溶け出す成分もあれば、ビタミンEの食物繊維などのように、茶葉の中に残って溶け出さない成分もあります。
最近は微粉末茶にして茶葉ごとこれらも体内に取り入れてしまおうかという飲み方も出てきました。

カテキン 【渋み成分】
タンニンのこと。発ガン抑制・抗酸化作用(老化抑制)・血中コレストロール低下作用・血糖値上昇抑制作用・胃を保護する作用・抗アレルギー作用・抗ウイルス作用・虫歯予防・抗菌作用など
カフェイン 【苦味成分】
覚醒作用・疲労回復作用・利尿作用・消化促進作用など
テアニン 【うまみ成分】
アミノ酸のひとつ。カフェインの作用を穏やかに整え、体にやさしく作用させる
ビタミン類 ビタミンB類:糖質の代謝作用ビタミンB類 糖質の代謝作用
ビタミンC:抗酸化作用、ガン予防、感染症の予防
ビタミンE:抗酸化作用、ガン予防、糖尿病予防、動脈硬化の防止、老化抑制作用
その他 ヘテロ多糖類:血糖低下作用
γ-アミノ酪酸:血圧降下作用(茶葉をNまたはCO2ガス中の嫌気的条件下に一定時間おくことで蓄積)
フラボノイド:口臭予防 血管壁強化

単独でもすぐれているここれらの成分が、お互いに影響しあって刺激を抑えながら体に作用するところが、緑茶の最大の魅力といえるのです。
(出典:一般社団法人滋賀県茶業会議所)
健康性能

お茶には、他には類を見ないさまざまな成分が含まれ、人体に取り入れられると複合的な働きをする特徴があります。
しかし、これらの効能は即効的ではないものが大部分なので、活用するためには、日常的にお茶を飲む習慣を身につけることが大切です。

美容と肌の健康に
お茶にはビタミン類が豊富です。皮膚や粘膜を健康な状態に保ち、肌に潤いを保つとされるカロチンがニンジンの10倍、シミやソバカスを防ぎ、皮膚の白さを保つとされるビタミンCはレモンの10倍含まれています。
老化防止に
活性酸素は動脈硬化や血栓症などの原因となります。カテキンには活性酸素の生成を抑える抗酸化作用があることがわかっています。カテキンとビタミンとの相乗効果により、効果が強まることも確認されていますが、ビタミンEはお湯に溶け出さないので、葉のまま摂取する工夫が必要になります。
コレステロールを下げる
カテキンにはコレステロール値の上昇を抑える働きがあります。しかも悪玉コレステロール(LDL)を減少させ、善玉コレステロール(HDL)は減らしません。さらにビタミンCにも悪玉コレステロールを対外に排出する働きがあります。
食中毒の予防に
カテキンには、食中毒の原因となるさまざまな菌に対して殺菌効果を発揮するとともに、細菌毒素を解毒する働きがあります。また、善玉といわれる腸内ビフィズス菌には増殖を助ける効果があるといわれています。
血糖値の上昇を抑える
カテキンには、糖質の消化吸収を遅らせる働きがあります。消化が遅れるとそれだけブドウ糖が血液中に吸収されるのが遅れ、その結果、急激な血糖値の上昇が抑えられるなど、糖尿病の予防や血糖降下が期待されます。
風邪の予防に
ビタミンCは風邪の予防に効果があります。また、カテキンはインフルエンザのウイルスの働きを弱めてくれるので、風邪の予防に大きな力があります。特にカテキンの殺菌効果で、お茶によるうがいは手近な風邪の予防方法にもあります。
歯の健康保持と口臭予防に
カテキンは、虫歯を引き起こす菌に対し、強い殺菌効果を示すといわれています。また、毎食後洗口を繰り返すと、歯周炎の予防と合わせて口臭の抑制にも効果があるといわれています。
疲労回復とストレスの解消
カフェインには疲労回復、覚醒効果、強心作用、利尿作用などすぐれた働きがあり、お茶1杯分には15~100ミリグラムが含まれています。また、ビタミンCにも疲労回復の効果があります。あわせてお茶を楽しみながらの一服や一家団欒は、何よりのストレスの解消になります。
ダイエットに
運動をすると、エネルギー源として最初にグリコーゲンが使用され、ついで脂肪が燃焼し、体重の減少へとつながります。お茶に含まれるカフェインは、エネルギー源として脂肪が優先的に使用される働きをするため、運動前にお茶を飲むのは効果的です。またカテキンは、脂肪を分解する酵素の働きを強めることから、油を使った料理の時には最適な飲物でしょう。砂糖やミルクを使わない無糖飲料であることもダイエットに適しているといえます。
酒の飲みすぎに
酒の量が多いとアルコールの分解が進まず、有害なアセトアルデヒドを増やし、二日酔いになります。血糖中にブドウ糖やビタミンCが十分にあると、アセトアルデヒドの分解能力を高めます。お茶に含まれるカフェインには血糖中のブドウ糖を増やす働きがあり、血糖中にビタミンCを多く補給するので、お酒の飲みすぎには有効とされています。

品種紹介

○不発酵系(緑茶・蒸し製・日本式)
煎茶 日本茶の代表でもっとも一般的なお茶、流通量の85%を占めます。上級品ほどうまみや香りがよくなります。滋賀県で生産されているお茶の85%は煎茶です。
かぶせ茶 摘採前の1~2週間程度、覆いをして遮光することで渋みが少なく、コクがあり旨みがましたお茶です。高級煎茶と玉露の中間に位置します
玉露 よしず棚などで茶園を覆い、直射日光をさけて旨味を増し、苦味をおさえ育てた高級茶です。
抹茶 玉露同様、日光をさけて育てた茶葉を、蒸したのち乾燥させたものを石うすで挽き、粉にしたもので、主に茶道に使われます。
番茶 製法は煎茶と同じ。夏・秋摘みの比較的大きく固めの葉を主な原料とした、成分の豊富なお茶です。
焙茶(ほうじ茶) 番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したもので、食後のお茶に好まれます。
玄米茶 番茶や煎茶に高圧で炒った米などを混ぜたもので、香ばしい玄米の香りがぴったり合った風味豊かなお茶です。
蒸し製玉緑茶(ぐり茶) 製造最終工程が煎茶と異なっているために丸い形となっています。「ぐり茶」とも呼ばれ、さっぱりした味が特徴です。
釜炒り製玉緑茶 特製の釜で茶葉を炒って仕上げたもので、丸い形をしています。炒った香りが特徴です。主に九州地方で作られています。

○半発酵系
ウーロン茶 半発酵で紅茶と緑茶の中間に位置する香り高いお茶で、日本でもおなじみ。台湾、福建、汀西が主な産地。

○発酵系
紅茶 茶の葉を完全発酵させたもの。濃い橙紅色で香り高い。

宵越しのお茶は飲んではいけない
茶は入れたてでうまいうちに飲めの意味。
また、一晩もおいたお茶はおいしさを失うからとのたとえ。
急須に残った茶殻には、水に溶けない栄養素が豊富に含まれています。そのタンパク質を栄養源にして、細菌やカビが繁殖しやすくなります。このため、前日の急須に残った茶葉で入れたお茶はけっしておいしいものではなく、衛生的にもよくありません。
鬼も十八、番茶の出花
安い番茶でも、入れたてはおいしいように、誰でも一生に一度は美しい時期があることのたとえ。
出花とはお湯を注いだ直後の香りのいいお茶のこと。
朝茶は1日の難逃れ
「難」とは厄介ごと。朝茶を飲めばその日は面倒がないの意味。
茶を幸運や災難避けと結び付けていう例のひとつ。
茶柱が立つと縁起が良い
お茶に茶柱が立つと「何か良いことがある」と縁起をかついだ。
これは全国的に吉凶習慣として知られています。人に話さないで黙っていると良いことがあると言われたり、朝の茶柱は自分のもの、昼以降では他人のものとも言われる。茶碗の真ん中に直立する茶柱が最も良く、待ち人が必ず来ると言われました。

生活に活用

魚料理に欠かせない和製ハーブ
昔から、お茶は魚の生臭さを消すために使われてきました。お茶はにおいを吸収する性質があり、それが魚料理の生臭さを消してくれるのです。
煮魚でも焼き魚でも切り身や開きを濃い番茶で洗い流すか、5~10分ほど番茶に漬けておき、水分をペーバータオルでふきとればにおいは抑えられます。魚料理のあとのまな板や包丁、手なども番茶で洗えばよいでしょう。そのために1リットルに大さじ3杯ほどの番茶を3分ほど煮立て、冷ましておくと便利です。
お茶のリサイクル 茶葉・茶殻を使う

古くなってしまった番茶や茶缶の下に残ってしまったお茶は他にも色々利用できます。また、お茶を飲んだ後の茶殻にも消臭、抗菌作用があるといわれているので、有効利用しましょう。

うがい用に
濃く出したお茶の取り置きでうがいをすると、カテキンの殺菌作用で風邪の予防になるといわれています。
水虫対策に
洗面器などに濃く出したお茶を入れ、10分ほど足をつけます。
部屋の臭い消しに
火にかけたフライパンに茶葉を入れていぶし、部屋中に煙をまわします。2~3時間もするとにおいが取れます。
古いお茶などはほうじ茶に
家に残ったままの古いお茶や変質したお茶などは、火入れして焙じると香ばしい匂いのするほうじ茶に生まれ変わります。家庭内でもフライパンを利用して簡単に作ることができます。170度程度の温度で7分程焙じて、香ばしい匂いが生じ、きつね色になれば仕上がりです。
お部屋の掃き掃除に
湿った茶殻を畳の上にまいてほうきで掃くと、ほこりも一緒に茶殻が吸い寄せ、畳の目に入り込んだ小さなゴミ、ほこりもとれます。
植物の栄養に
水気を切った茶殻を植木鉢やプランターなどの植物のまわりにふりかけ、軽く混ぜておく。茶殻には植物の栄養になる成分がたくさん含まれています。
緑茶風呂
茶殻をガーゼ等に適量包んでお風呂に要れ、そのまま入浴します。包んだ茶殻で体をマッサージするのも良いでしょう。緑茶風呂は、水虫、アトピー、湿疹などの皮膚の病気には効果があるといわれています。さわやかな香りと、お茶の効果を体験してみてください。
冷蔵庫や靴箱の脱臭に
冷蔵庫の脱臭には、ふたを取った広口びんやメッシュの小袋に乾燥させた茶殻を入れ、隅においておきます。靴箱には使い古しの靴下に入れて靴の中に入れておきます。1週間程度で取り替えましょう。

(出典:一般社団法人滋賀県茶業会議所)